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使い終わったテープの芯が森になるまで。

セロハンテープや色とりどりのマスキングテープにガムテープ。家でも仕事場でも、なにかと使う機会は多いことと思います。この程、使い終わったテープの芯=巻心(まきしん)を集めて送ると、リサイクルによる利益金などが、木を植えたり、森を守る活動に使われる、というプロジェクトが発表されました。

「ニチバン」と言えば、赤と青の箱のセロテープや、医療用のテープでご存知の方もいるかもしれません。そんな様々な種類のテープを作っているニチバン株式会社。2010年から「ニチバン巻心ECOプロジェクト」を実施しており、今回は第9回目となるそうです。

テープはよく使うけど、ニチバンのものかどうかは、、、と思うところですが、こちらのプロジェクト、ニチバンのテープでなくても良いのです!

使い終わったテープの芯が森になるまで。

とにかく使い終わったテープ(メーカーはどこでもOK)の巻心を集めて、期間中に送ると、それらはダンボールにリサイクルされ、そこで得られた利益金+集まった巻心の数によって決まるニチバンからの支援金が、2つの取り組みに使わることになります。

どういった取り組みなのかを見てみましょう。

マングローブを植える

使い終わったテープの芯が森になるまで。
1つ目は、「フィリピンでのマングローブの植樹・メンテナンス活動」とあります。

1997年に設立された環境NGO「イカオ・アコ」を通して、地元住民のグループと協力し、マングローブの植樹とメンテナンスが行われるそうです。

2010年のプロジェクト開始からこれまでに、17万本以上のマングローブが植えられ、すくすくと立派な森へと育っているようです。

なぜ、マングローブなのでしょうか。

イカオ・アコのウェブサイトに、マングローブについて詳しく書いてありますが( http://ikawako.com/philippines-activity/mangroove-faq/ )、

マングローブは、「塩分を含む海水が届く地に、唯一森を作ることができる植物」なのだそうです。さらにマングローブ林には、食べることのできる魚やカニを含む様々な生き物が住み着くのだとか。

2004年のスマトラ島沖地震以降には、マングローブによる津波被害の軽減の効果も指摘されているそうで、海岸線に主要な都市が点在しているフィリピンにおいて、とても大切なバリケードでもあるのですね。

世界各地で、伐採や農地開発による熱帯雨林の減少は、温暖化やそれによって絶滅してしまう生き物たちなど、様々な影響をもたらしていることで、問題視されています。マングローブの破壊も然りですが、東南アジアでは下記の2つが主な原因となっているようです。

・木炭の材料とするための伐採
・海岸沿いの湿地を日本向けのウシエビ(ブラックタイガー)やバナメイエビなどのエビ養殖場とするための開発

こういうところで、「日本向け」となっていたり、主な輸出先に日本が入っていることって、けっこう多いと思います。フィリピンでは、どんな様子なのでしょうか。

1970年代からエビや魚の養殖池への転換によって大規模に減少しました。マングローブの減少を食い止めるため1998年にマングローブに属する樹木の一切の伐採禁止が法律で定められたのですが、実際には違法伐採や養殖池の再開拓などが行われているのが現状です。イカオ・アコ ウェブサイトより

マングローブは、海の水質浄化にはたす役割も大きいことが知られるようになり、各地でマングローブの再生を目指した試みが行われているそうです。しかし波によって流されたり、流れてきたゴミや海藻などが引っかかって死んでしまったりすることも多く、植えたからといって育つものではないそうです。

なんでも壊してしまうのは一瞬ですが、大きなものを育てるには、長い時間とたくさんの人の手が必要なのですね。

島根県邑智郡・江の川流域での「森のしずく」保全活動

使い終わったテープの芯が森になるまで。
こちらはつい先日、第1回が実施された新しい取り組みのようです。地元の小学生らが、杉の苗木を植樹したそうですが、どういった場所なのでしょうか。

セロテープの主原料は、木材から生成される「溶解パルプ」。作る工程で、きれいな水を必要とするそうです。

この溶解パルプを作っている日本製紙株式会社は、島根県の江の川河口付近にあり、この川の水を利用しています。その自然や地域一帯への恩返しとして、この場所に植樹が行われることになったのですね。

記者

セロテープ自体が、木や水を使ってできているとは、恥かしながら知りませんでした、、、。

大切に最後まで使って、その巻心が木になって森になるように、巻心を送りましょう!
どうやって送ったら良いのでしょうか。プレスリリースより、下記の通りです。

巻心ECOプロジェクト

使い終わったテープの芯が森になるまで。

【参加要領】

①巻心の種類:
完全に使い切った各種粘着テープの紙製巻心。メーカーは問いません。

②参加方法:
使い終わった粘着テープの「巻心」を「参加者シート」※と一緒に「第9回 ニチバン巻心ECOプロジェクト事務局」にお送りください。(送料は参加者の負担となります)
※「参加者シート」
A4サイズ用紙に下記必要事項を記入してください。
<巻心ECOプロジェクト特設WEBサイト>からダウンロードしていただくことも可能です。
個人:お名前、ご住所、性別、年齢、電話番号
団体:団体名、団体担当者名(感謝状のお届け先)、団体担当者住所・部署、電話番号

③応募先:
〒463-8543 名古屋市守山区瀬古3丁目902番地
「第9回 ニチバン巻心ECOプロジェクト事務局」宛
※参加者の個人情報は、賞品の発送と、本件に関する諸連絡のみに利用させていただきます。

【巻心受付期間】
2018年9月3日~12月27日(当日消印有効)
※期間外に到着したものは本プロジェクトの対象外となります。

【賞 品】
◆個人参加:「モリゾー・キッコロ賞」(※300名まで。300名を超えた場合は抽選)
*モリゾー・キッコロオリジナルポストカード(3枚)と花の種(1種)
※花の種類は事務局で選定させていただきます。

◆団体参加:「緑の地球賞」(※参加いただいたすべての団体)
*感謝状と花の種詰め合わせ(10種)

【当選発表】
賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。(賞品発送は2019年2月下旬予定)

【特設WEBサイト】
http://www.nichiban.co.jp/project/makisin-eco/

記者

なんと、賞品ももらえてしまうのですね。花の種がもらえる、というところも素敵です。

メーカーを問わずに回収してもらえるところが、ハードルも低くくて、参加しやすいのではないかと思います。夏休みの工作でたくさんテープを使ったり、発送作業にマスキングテープを使う方などにも朗報ですね。

家ではそんなに使わなくても、職場などでしょっちゅう新しいテープを開けているなーという方は、団体での参加を提案してみてはいかがでしょうか。