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日本のフードロスの約半分は会議室じゃなくて家庭で起こっている!!

少なめの食材を買う人のほうが食べものを捨てている?!

全国の女性1606人に聞いた「食品の廃棄」についてのアンケート結果がこのほど発表されました。

このアンケート調査は、リビングくらしHOW研究所が、2018年5月30日~06月3日までに行ったもの。様々な都道府県、年代の女性1606人が回答しています。

記者

よく捨てられているのは野菜や牛乳、そして若い人たちほど食べものを捨てているという結果だったようです。

約半数が捨ててしまう

アンケートの結果、「約半数が食品・食材を食べきれずに捨ててしまうことがある」と回答したそうです。

年代が上がるほど、捨てる割合が下がり、20代・30代は約6割、40代・50代は約5割が捨てることがあるのに対し、60代以上になると約4割まで減少します
株式会社リビングくらしHOW研究所 プレスリリースより

「捨ててしまいがちな食品・食材ジャンル(複数回答)」では、ダントツで1位が野菜。トップ10はこの通りです。

  1. 野菜
  2. ドレッシング・たれ
  3. 調味料
  4. 佃煮・わさび漬けなどの珍味系
  5. 果物
  6. 納豆・豆腐・油揚げなど大豆製品
  7. 小⻨粉・パン粉など
  8. ジャム・蜂蜜
  9. 牛乳
  10. 市販の惣菜

記者

うーん、たしかにこうして見てみると、見に覚えが、、、あります、、、(反省)。

ちなみに20代で野菜と回答した人は、86%だったそうです。

なぜ、これらの食品や食材は、よく捨てられてしまっているのでしょうか。

キッチンのフードロス

少なめの食材を買う人のほうが食べものを捨てている?!
食品・食材を捨てた理由は、とても心当たりがありますが、

「カビが生えた・腐った」 52.5%
「色やにおいが変わった」 49.0%

と、すでにもう食べられない状態なので、捨てるという判断をしていることになります。

冷蔵庫に入れておけば大丈夫、と思いがちですが、さすがに長く放置してしまうと、、、だめですよね。

20代・30代の回答の中には「消費期限が切れた」が4割前後、50代になると食材が「あることを忘れていた」が増え、60代以上では1位になったそうです。

記者

日本で食品ロスが多い理由として、厳しい賞味期限が設定されていること、がありますが、キッチンでのフードロスにもやはり影響しているのですね。

食材を捨てない人が実践していることとして、「捨てるかどうかを自分で判断」する、というものがありました。あきらかにカビが生えてしまっていたり、色やにおいが変わっていたら、判断もなにもないかと思いますが、賞味期限や消費期限だけでまだまだ食べられるものを捨ててしまうのは、もったいないですね。

もう一つ、捨てない人は「消費期限をこまめにチェック」する人も多かったそうです。

他にはどんなことに気をつけたら良いのでしょうか。

食品を無駄にしないためには

少なめの食材を買う人のほうが食べものを捨てている?!
アンケートの結果によると、6割以上の人が食材を捨てたとき「もったいないので次は捨てない工夫をしたい」と感じているそうです。

買ってきた食材をついうっかり「忘れてた!」というときや、急な誘いや予定の変更があって、外食ばっかりになってしまったときなど、その罪悪感たるやなんとも言えない気持ちになります、、、

「捨てない工夫」についての質問で、多かった答えは、

  • 少量を買う
  • 早めに食べきる
  • 買い物前の冷蔵庫チェック

しかし、食材を捨てる人・捨てない人別に、実践していることを聞くと「買い物前の冷蔵庫チェック」では差がなく、「少量購入」はむしろ“捨てる人”に多いという結果に!

使いきれるように少量を買ったからもう大丈夫なんて思ってしまうのでしょうか、、、

差が大きかったのはやはり、

  • 捨てるかどうかを自分で判断
  • 消費期限をこまめにチェック

でした。このアンケート結果を発表しているプレスリリースでは、次のように書かれています。

大切なのは買う工夫よりも、食材をうまく保存し、状態を見ながら使い切る力のほう。料理の情報というとレシピのほうに目が行きますが、捨てられることの多い野菜をどう扱うかといった啓発が、特に若い世代に向けて望まれます。

たしかに最近は、レシピの動画やレシピ本など、人気になっていますね。しかし食材だけでなく、作った料理を捨てる人もやはり若い年代ほど多いのだそうです。

理由として最も多かったのが「食べようと思っていたが時間が経ってしまった」。
うーん、残念。

30代では、小さい子どものいる家庭も多いためか「家族の偏食・好き嫌い」も理由の一つに。

記者

せっかく作ったのに食べてもらえなかったなんて、作った人もかなしいですよね。

50代でも、子どもの7割が大学生・社会人以上となることが想定されますが、「用意したのに家族が食べなかった」が多かったそうです。

ポイント
食べ残しをなるべく出さないようにすることも大事ですが、きちんと保存したり、次の日のお昼ごはんやお弁当にするなど、工夫ができると良いですね。

それでは、こういったフードロス問題について、自分がどれくらい理解しているのか、チェックしてみましょう。

フードロス問題について知っていることチェック

今回のアンケートではフードロス問題の関心度、内容の認知度についても調査が行われました。

結果、フードロス問題に関心が「ある」or「まあある」と答えた女性は全体の約9割。特に60代以上では半数超の人が関心を持っていて、内容の認知度も高かったそうです。

これは、「食品ロス問題について、次のうちあなたが知っていたことを選んでください。」という質問から得られた結果です。

みなさんも、どれだけ知っているか、チェックしてみてください。

  1. ⾷品ロスとは、まだ⾷べられるのに廃棄される⾷品のことである
  2. ⾷品業界の「3分の1ルール」に則って返品された⾷品などを企業から引き取り、福祉施設などへ無料で提供する「フードバンク」と呼ばれる団体が、相次いで設⽴されている
  3. 賞味期限を過ぎていない⾷品であっても製造日から賞味期限までの3分の2を過ぎた⾷品は破棄される「3分の1ルール」という日本独特の商習慣が⾷品ロスの大きな原因の1つと言われている
  4. 日本のフードロスのうち約半分は、家庭で発生している
  5. 日本では、まだ⾷べられるのに廃棄されている「⾷品ロス」が年間646万トン発生しており、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の⾷糧援助量の約2倍に相当する
  6. ⾷品ロスを国⺠⼀人当たりに換算すると”お茶腕約1杯分(約140g)の⾷べもの”が毎日捨てられていることになる
  7. 2015年7月に⾷品リサイクル法が改正され、業種別に設定されている再生利⽤などの実施率目標が引き上げられた

5番目の日本での食品ロスの多さにはなんとも言えない気持ちになります、、、

食品ロス、フードロスというと、お店や企業の問題で、個人ではどうすることもできないように思えますが、4番目にあるように、キッチンでのフードロスが約半分、ということなので、まずは家のなかから、食べものをムダにしない生活を心がけたいですね。

詳しいアンケートの結果については、リビングくらしHOW研究所サイトで公開されています。

参考 食品の廃棄についてのアンケート(女性/2018年/全国)くらしHOW研究所

特に、暑いこの季節、食べものが痛みやすいです。

記者

我が家では、すぐに食べなさそうなものはなんでもけっこうすぐ冷凍にしてしまっています。