年間642トンという日本の食品ロスを削減するために、「食材の余ったお店」と「お得に外食をしたい人」をマッチングさせるサービスが、2018年10月にリリースされることが発表されました。
サービスの名前は、「フード・パスポート」。“食に関わる全ての人の幸せをつくる”ことを理念に掲げる、大阪の株式会社REARSが立ち上げています。
一体、どういったサービスなのでしょうか。お得に外食したい人編と、食材をムダなく使いたいお店編に分けて、見てみましょう。
お得に外食したい人編
まずは、アプリをダウンロードします。(実際にダウンロードできるようになるのは、2018年10月の予定です)
1日1回、いろいろなお店の料理の写真から、好きなお店を選んで、予約。来店して、お食事を楽しむ、以上です!
アップされているお店の料理は、そのお店でその日に余ってしまいそうな余剰食材を使って作られたもので、約1,000円分の料理となるそうです。
もう少し食べたいなと思ったときや、他に気になるメニューがあったら、実費になりますがもちろん自由に追加注文することができます。
来店の際には、月額料金とは別で、ワンドリンクのオーダーが必要になりますが、それでも随分とお得に外食ができる計算になりますよね。
- 外食が多いけどなるべく出費を抑えたい人
- 残業などで夜が遅くなったときなどは、どこかで美味しいごはんを食べたいなという人
- いろんなお店に行ってみたい人
- 気になるお店をちょっと試したい人
さらに、月額料金の2%は、社会活動団体に寄付されるそうです。
記者
現在のところ加盟店は、115店舗。関西圏を中心に対応している、ということなので、しばらくは関西の方以外は近くのお店が見つけられないかもしれません。
しかし、順次エリアを拡大していく、ということなので、はやくいろいろなところで、利用できるようになると良いですね。
まだアプリのダウンロードはできませんが、10月頃、こちらのウェブサイトから入手できるようです。
http://food-passport.jp/
食材をムダなく使いたいお店編
サービスを利用するための、利用料金は0円。必要なのは、事前の加盟店登録と専用のアプリのダウンロードだけです。
任意のタイミングで、その日に余ってしまいそうな余剰食材を使った「おまかせメニュー」を撮影して、アプリにアップします。そして、提供可能な数量や、時間帯を自由に設定。
来店したい人からの予約が入ると、通知がくるようになっているので、あとは来店を待つのみ。
来店したユーザーからは、ワンドリンクのオーダーと、追加の注文があるかもしれない他に、お店を気に入ったらリピートでの来店や、通常の利用なども期待できますね。
余剰食材を捨てることなく、食べてもらうだけでなく、新規のお客さんを呼び込むにも絶好の機会と言えそうです。
提供した「おまかせメニュー」に対しては、月額定額料金2,980円の30%が、来店人数に応じて分配して支払われる、ということです。
現在、加盟店は関西圏を中心に対応しているそうですが、順次エリアを増やしている、ということなので、気になったお店の方は、ぜひこちらから加盟店登録(お問い合わせフォームとなっています)をしてみてください。
http://food-passport.jp/shops#price
株式会社REARSのプレスリリースによると、加盟店舗は「続々増加中」だそうです。
外食産業に革新をもたらす余剰食材シェアリングサービス「フードパスポート」
全く新しい食材ロス削減サービスとして飲食店とユーザーの架け橋を担い外食産業を盛り上げていきます。
記者